ところでQRコード決済利用していますか?
私はガンガン利用しているのですが、いまだにお店でQRコード決済を利用しているお客さんをあまりみかけません。友人や家族に聞いても使っていない人が多いので、そんな方に話を聞きながらQRコード決済がイマイチ普及していない理由に考えてみました。
理由1.使い方がよくわからない
QRコード決済を利用していない方に理由を聞くと、大部分の方が使い方がわからないと答えます。それなら調べればいいわけですが、実際はそれすら面倒だと感じてしまうようです。
また、それと同じく使うのが恥ずかしいという意見を言う方も多かったです。使い慣れていないことが恥ずかしいとか、ポイントを貯めていると思われることが恥ずかしいようです。
- 理解するのが面倒くさい。
- 使うのが恥ずかしい。
理由2.レジのスタッフがよく理解していない
最近は減ってきましたが、過去にはレジの定員さんが、QRコード決済での支払い方法を理解していないこともよくありました。
ときには店長を呼んで決済してもらうことなどもあって、結果的にかなり待たされることも・・。ただし、これに関してはおそらく時間が解決してくれることでしょう。
理由3.なによりも電子マネー決済が便利すぎる
楽天Edy、iD、QUICPay、Suicaなどの電子マネー決済。Apple Pay、おサイフケータイなどのモバイル決済。どちらも、非接触型のICチップで支払うタイプなので、リーダーにかざすだけで一瞬で支払いが完了します。
一方、QRコード決済の場合には、スマホアプリを立ち上げてバーコードリーダーなどで読み取る手間と時間が掛かります。こちらも、混雑の多いコンビニなどで支払いに時間が掛かるので使いづらいという声もあるようです。
理由4.読み取りエラーが多い
上記画像は、松屋の入り口にあるQRコード決済で支払いができる券売機です。
ガラス面に対して水平にかざせばエラーはでませんが、なれないうちはエラーで支払いが出来ないというケースも・・・。こちらも、自販機で並びがあるときには使いづらいという声もあるようです。
理由4.割引やポイントのルールが複雑すぎる
たとえば、ローソンでdカードを利用すると3%割引になるという特典がありますが、d払いを介して支払いした場合は3%割引になるかご存知ですか?
答えはd払いを介すると3%割引になりません。
つまり、このケースではQRコード決済を利用すると損をするわけです。そこまで考えて使い分けるくらいならば、いっそ使わないという選択肢も。世の中たいていのものは、ルールが複雑すぎると初心者は敬遠するものです。
理由5.お店が導入するメリットを感じていない
いくらQRコード決済が利用者側がお得だと感じても、使えるお店が増えなくては普及が拡大することはありません。
個人経営の飲食店や美容室などで話を聞くと、あまり導入するメリットを感じていない方が多いようです。さらに掘り下げて聞いてみると、あいまいな売上が明確になることで税金関係で不安があるなど・・・オイオイ。色々な思惑があるようです。キャッシュレス化が進めば、税収が増えそうですね。
QRコード決済の今後について考えてみた
各社キャンペーンの乱れ打ちで普及は進むのか
QRコード決済と言えば、PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンやら、楽天ペイ、d払いのポイント40倍キャンペーンなど。各社いろいろなキャンペーンを実施して注目はあつめていますが、これに関しては瞬間的に利用者は増えても、継続的な利用者は増えないという見解が多いようです。
このキャンペーン自体は、一回でも利用してもらえばゴールなので、これ自体は成功なのでとやかく言う必要はありません。あとは、QRコード決済の必要性が正当に評価されるわけなんですよね。
で、実際に利用してみての話なんですけど、
個人的には、日本では電子マネーが普及しすぎているので、海外ほどQRコード決済が普及する可能性は低いんじゃないかなぁ~と考えています。
QRコード決済は、共通ポイントを使うときだけ利用される存在になるんじゃないですかね。
そういった意味では共通ポイントの加盟店が多い「楽天ペイ」と「d払い」は強そうだと感じました。共通ポイントと連携していない、単なる決済用途であれば、電子マネーまたはクレジットカードで十分なのであえて利用しないかなぁ~という印象です。
もちろん、QRコード決済のほうがたとえ「0.5%」でもポイント還元率が高くなるのであれば、私も含めた一部ポイントマニアはQRコード決済を使い続けると思いますけどね(笑)
というわけで今回はここまで。また新しい情報などあれば更新していきます。